設備耐震固定

防災・減災への取組み

平成24年3月に内閣府より南海トラフの巨大地震による最大クラスの震度分布の大幅な見直しが発表されました。建物の耐震、免震性能も重要ですが、屋内における機器・設備の転倒防止、移動防止も非常に重要です。私たちは装置毎に耐震設計された固定金具による耐震工事により安全・安心へのお手伝いをおこないます。
オルテックの耐震固定金具は、装置の仕様(重量、重心等)と設定加速度に合わせて装置毎に設計します。
計測震度の計算には加速度のほかに地震波の周期や継続時間が考慮されるため、最大加速度の大きさと震度の強さが一致するとは限りませんが、私たちは耐震性能の目安と考えています。周期1秒の波が同じ振幅で継続すると仮定した場合の震度と加速度の関係を表します。

震度1 >0.6gal
震度2 >2gal
震度3 >6gal
震度4 >20gal
震度5弱 >60gal
震度5強 >100gal
震度6弱 >200gal
震度6強 >350gal
震度7 >600gal

この値は気象庁 統計情報のデータを基にして作成しています。
地震や防災についての詳細なデータや公的情報をご覧になりたい方は以下のホームページをご覧ください。
国土交通省 防災情報提供センター
気象庁 防災気象情報
内閣府 防災情報のページ

BCP(事業継続計画)の入口となる設備の地震対策

緊急事態で的確に判断し行動するために中核的事業の特定、復旧目標時間の設定を行いながら実現可能なBCPを設定し、それに改善を積み立てて平常時から緊急時への対応力を鍛えるBCPは、万一に備えるだけでなく企業価値の向上も図ることができます。
BCPは防災対策が行われていることが前提となっており、生産設備等の財産の保全はBCPの入口とも云えます。

POMシリーズ、NSDシリーズ設備用耐震固定治具は(株)オルテックにより開発されたプロセブン耐震マットと耐震強度計算を行った専用金具により、大切な研究設備、機器設備を地震災害からまもる画期的な耐震固定金具です。
長年の経験と豊富な試験、研究、開発により最も信頼性の高い耐震固定が可能な固定治具です。

現在、電子部品、機器の生産設備や研究機関、大学、公設試の研究実験設備を中心に耐震固定治具として導入が始まっています。

こんな耐震固定治具を探していた!

・アンカーを使わずに強い地震にも対応可能な固定
・床や設備に穴や加工を行わずに固定したい
・耐震設計を行った上での信頼できる固定を行いたい
・粉塵、振動、騒音を出さない工事が必要
・狭い場所や高層階でもしっかりと固定したい
・装置のレイアウト変更や移設でも再利用したい

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特徴

・震度7クラスの地震に対応
・小型機器から大型機器まで対応可能
・床や壁への穴あけ不要(アンカー不要)
・日本品質保証機構にて1000ガル(震度7クラス)クリア
・VOC試験を実施しています。
・耐候試験を実施しています。
・Rohs適合
・難燃性
・加水分解試験を実施しています。
・防災科学研究所にて耐震性能立証
・設備に合わせて耐震設計(金具も含めて強度計算をおこないます)

後施工アンカーとの比較

比較項目 後施工アンカー アンカーレス固定 アンカーレス固定のメリット
床への穴あけ加工 必要 不要 穿孔加工による粉塵なし
装置への加工 必要 不要 強度、振動による影響なし
工事時の粉塵、振動 有り 無し 他への影響、近隣への騒音影響なし
再利用 不可 可能 コストメリットあり
装置移設対応 不可 可能 レイアウト変更にも対応可能
耐用年数 半永久 5ー7年 10年以上の耐久実績あり
耐震設計 必要 必要 必要な加速度に合わせて設計可能
床への制限 有り 有り 高層階でも耐震性能維持

種類

POMシリーズ アジャストフット差し込み型耐震金具

小型設備から大型設備にまで対応。アジャスターやキャスター付属のほとんどの設備に取り付け可能です。

・装置のアジャストボルトに差し込むだけ
・装置のレベル変更不要
・取付時の騒音、発塵なし

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取付方法

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  1. 床面を綺麗に拭きます
  2. 固定治具裏面のマットを保護しているフィルムをはがします
  3. アジャスターに固定治具を差し込みます
  4. 固定治具を床面に置きます
  5. 取付完了です

   装置アジャスターに差し込むだけで耐震固定完了!

NSDシリーズ オープン、ロッカー用固定金具

・穴あけ不要でリース機器等の耐震工事に最適
・キャビネット等のコーナー及び側面に取り付け
・卓上機器の固定に最適
・取付時の騒音、発塵なし

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費用

費用は対象機器の仕様と対応加速度(震度)によって変わるため、下見後にお見積を提出させていただきます。
装置毎で費用は異なりますが、200㎏の装置を4か所で固定して5万円程度です。
この金額には、設計費、耐震金具費、取付工事費の全てを含んでいます。

POM及びNSDによる耐震固定施工例

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▲POMとNSDによるSEMの固定

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▲キャスターとアジャスターが一体となったマイクロビッカース試験機の固定

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▲NSDによるドラフターの固定

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▲NSDによる大型棚の固定

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▲POMによる高精度表面分析装置の固定

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▲NSDによる卓上機器の固定

取り外し

この耐震固定治具はアンカー工事と違って取り外しても再度利用でき、取り外した箇所にアンカーの穴やボルトなどは残りません。
レイアウト変更などによる装置の移設を行う場合には耐震固定治具を取り外してください。取り外し方法は固定治具と床との間にスクレバーを差込み、ゆっくりと固定治具を持ち上げ、粘着マットを剥がしてください。少し剥がれたら霧吹きなどで水を吹きかければ、より剥がれやすくなります。

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取り外したあと固定治具裏面に取り付けている耐震マットを水洗いしドライヤーとかで乾燥させれば粘着性能は復帰するので、そのまま装置の耐震固定に利用できます。

禁止事項

・本製品での吊り下げはできません。
・カーペット、敷物の上での設置はできません。
・斜面でのご使用はできません。

設置・利用上の注意

・設備に応じて専用設計をおこないます。
・耐震マットの耐用年数は5~7年が目安です。
・テフロンなどの撥水性のものへの取付はできません。

取付までの流れ

1. 対象機器の下見と固定部の採寸を行います。

2. 装置に合わせた固定治具の耐震設計を行います。

3. 固定治具の製作に取り掛かります。

4. 一品ごと特注のため製作期間は3週間ほど掛ります。

5. 納品・取り付けを行い耐震固定工事完了です。

設備耐震固定で迷ったら

地震対策として機器設備の転倒防止、耐震固定の検討をはじめると様々な検討事項が出てきます。

1. 自社の設備へ取り付け可能だろうか?
2. 基礎がしっかりしていない高層階での設備固定方法は?
3. どのレベルの装置まで固定が必要だろうか?
4. 実際の固定治具を見てみたい。
5. 耐震性能の確認を行いたい。
6. キャスターしかついていないけど固定は可能?
7. 卓上機器は固定できるの?

そんな時、是非お問い合わせください。解決策が見つかると思います。

大変申し訳ございませんが、業務の都合にて弊社では中部地区でのお客様への対応とさせていただきます。但し、お問い合せいただければ、ご相談にお応えさせていただきます。